仏教渡来以前または仏教と神道の習合以前のものを復古神道(古神道)という。

江戸後期に荷田春満 (かだのあずままろ) ・賀茂真淵・本居宣長・平田篤胤 (ひらたあつたね) らの国学者によって提唱された神道説の総称。儒教・仏教などの影響を受ける以前の日本民族固有の精神に立ち返ろうという思想のこと。

江戸時代後期に4人の国学者によって提唱された復古神道を参考に、幕末から明治にかけて神道を国家宗教にしたいという動きとともに、神道の起源を明らかにしたいという流派が「古神道」となります。

神道には教典や具体的な教えはなく、開祖もいない。神話、八百万の神、自然や自然現象などにもとづくすべてのものに尊が宿っているという特殊な民族宗教である。

自然と神とは一体として認識され、神と人間を結ぶ具体的作法が祭祀であり、その祭祀を行う場所が神社であり、聖域とされた。

明治維新より第二次世界大戦終結まで政府によって事実上の国家宗教となった。この時期の神道を指して国家神道と呼ぶ。

◆4人の国学者◆

荷田春満、賀茂真淵、平田篤胤、本居宣長

厳島社