
藤崎台(現在のリブワーク藤崎台球場)には、明治10年まで藤崎八旛宮が鎮座されていました。藤崎八旛宮は承平5年(935年)に朱雀天皇が平将門追討祈願のため、京都石清水八幡宮を勧請したものだそうです。
明治10年(1877年)西南の役にて社殿は焼失、現在地(熊本市井川淵町)に社殿を移転しました。藤崎台には名残りとして、7本のクスの大木が残っています。大きなものは樹齢推定1000年、小さいものでも樹齢推定400年との事です。
このクスノキ群は、大正13年(1924年)に国指定天然記念物となっています。昭和35年、藤崎台は藤崎台県営野球場となりました。現在は野球場裏側のクスノキ群に保護柵が設けられ、地元の方々から大切にされています。
約1000年、この肥後の歴史を見続けてきた藤崎台のクスノキ群。これからも見守って下さるようにお願いをして帰りました。







